子供が家の中で暴れるので割れにくいガラスにしたい!という場合には、強化ガラスにするとよいかもしれませんね。強化ガラスの場合には、通常のガラスよりも3~5倍強度があるようですね。こうした強化ガラスは、通常の板ガラスを700度くらいにまで加熱した後、急速に冷やすことによって作られているようです。所謂、焼入れと呼ばれるような丈夫な鉄を作る時の工法によく似ているかもしれませんね。そんな強化ガラスは、子供がボール遊びをするような学校関係でも、数多く設置してあるようですね。
それから自動車や列車などにも、この強化ガラスが利用されているようです。それから強化ガラスの場合、万が一割れた際にもガラスの破片が粒状になるために、人の顔や首・腕に突き刺さるという心配も要らないようですね。そういう意味では、強度だけでなく安全性も兼ね備えたガラスであるといえるでしょうね。従って台風の多い地域などのリビングには、こうした強化ガラスを取り付けておくといいかもしれませんね。とくに台風ともなると、ガラスが一瞬に割れてしまう場合もあるので、ガラスの破片が人をめがけて飛んでくるという危険性もあります。しかも、ガラスが割れた際には逃げるということすら不可能なようですね。そうなると、ガラスの破片は刃物と同じでしょうね。
ところで、丸い滑らかなフォルムが印象的なワイングラスなどは、食器などに当てて割れる可能性もあるので、クリスタルガラスと呼ばれるような強化ガラスが用いられているようですね。その他にも最近では、ガラスの原料にチタニウムという金属とジルコニウムという原料を使用した強化ガラスもあるようですね。このジルコニウムは、ダイヤモンドのような美しい輝きがあるようで、ダイヤモンドのイミテーションにも利用されているようなのです。ちなみにトリタンという名称のガラスなのですが、通常のワイングラスよりも数倍強度があるようですね。